【事例解説】コンビニに立ち入りオーナーからレジ金を奪い取った男を強盗罪で逮捕(後編)

コンビニに立ち入りオーナーからレジ金を奪い取った男が強盗罪で逮捕された事件について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所札幌支部が解説いたします。

・事件概要

札幌方面中央警察署は札幌市内の配送会社に勤務する男強盗罪の疑いで逮捕しました。
男は、夜間営業中のコンビニに立ち入りオーナにナイフを突きつけレジに入っていた売上金を奪い取った疑いが持たれています。
男は取り調べに対し、「ギャンブルで負けて借金がかさんでしまい、どうしてもお金が必要だった」と容疑を認めています。
(フィクションです。)

本事例について

本件では、容疑者の男は、レジ金(財物)を奪い取るために、ナイフをコンビニのオーナーに対して突きつけたようです
コンビニのオーナーが男性であったとしても、刺されれば命に関わる怪我を負う可能性が非常に高いナイフを成人男性から突きつけられれば反抗するのは難しいと言えると思われます
したがって、男のナイフを突きつける行為は、反抗を抑圧するに足りる程度の有形力の行使、すなわち強盗罪における暴行にあたりそうです。

できるだけ早く弁護士に相談を

強盗罪を犯してしまった場合執行猶予がつかず実刑判決を受けてしまうおそれが十分にあります
執行猶予がつくための要件の1つに、「下される量刑が3年以下」という要件があるのに対し、強盗罪の量刑が5年以上の有期拘禁刑であるからです。
執行猶予がつかず刑務所に入れられることになった場合、会社に今までどおり行くことができなくなり、会社員であれば解雇される可能性があります。
なんとかして執行猶予をつけることはできないか問題となります。

この点、実は、被害者に真摯に謝罪して示談が成立していれば、刑の減軽がされ、3年以下の懲役が下される可能性があります
この場合には、執行猶予がつく可能性があります
したがって、示談を成立させることができるかどうかが重要となりますが、加害者自ら示談交渉を行うことは、身柄拘束されずに自由に動けたとしても得策ではありません
本件被害者からすれば、ナイフを突きつけてきた相手とは2度と関わりたくないでしょうし、強い処罰感情も有している可能性が高いですから加害者自ら示談をまとめることは非常に困難です。

そこで、示談交渉は弁護士に一任されることをおすすめいたします。被害者の中には、弁護士とであれば連絡を取ることに応じてくれる方も少なくありません

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所札幌支部は、強盗事件を含む豊富な刑事弁護の経験を持つ法律事務所です。
示談交渉を数多く成立させてきた弊所の弁護士が交渉を行うことで、下される量刑を減軽させたり、執行猶予付判決を得たりすることができる可能性があります。
できるだけ早い段階で一度、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所札幌支部にご相談ください。逮捕された方への弁護士の派遣、無料法律相談のご予約は0120-631-881にて受け付けております。

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