北海道砂川市の公然わいせつ事件における不起訴について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務札幌支部の弁護士が解説します。
【事例】
Aさんは、北海道砂川市のコンビニにおいて、女性の店員Vさんに対して下半身を見せつけました。
Aさんはすぐにその場を去りましたが、防犯カメラの映像が証拠となり、公然わいせつ罪の疑いで北海道砂川警察署に逮捕されました。
Aさんと接見した弁護士は、弁護活動を通して不起訴にすることができないか検討することにしました。
(上記事例はフィクションです)
【公然わいせつ罪の動機】
公然とわいせつな行為をした場合、公然わいせつ罪に問われる可能性があります。
上記事例のAさんは、コンビニという公の場において、性器を露出するというわいせつな行為をしています。
そのため、Aさんは公然わいせつ罪に問われ、①6か月以下の懲役、②30万円以下の罰金、③拘留、④科料のいずれかが科されるおそれがあります。
公然わいせつに及ぶ動機としては、ストレス解消や性的欲求といったものが挙げられます。
中には、露出症と呼ばれる精神障害に起因するものもあり、そうした動機の解明と今後の防止策も、刑事事件においては重要になってきます。
【公然わいせつ罪で不起訴を目指すには】
公然わいせつ罪を犯して不起訴を目指すのであれば、たとえば以下のような弁護活動が行うことが考えられます。
まず、わいせつな行為の目撃者や被害者がいる場合、その者との示談が考えられます。
公然わいせつ罪は社会秩序を乱す罪なので、一個人に対する罪と比べると示談の効力は多少なりとも劣ります。
それでも、やはり被害弁償等の有無は重要なので、不起訴の判断に示談が考慮されることはありえるでしょう。
また、公然わいせつの動機が明らかな場合、釈放後に再犯防止策としてカウンセリングを受けさせることも考えられます。
再犯防止策を講じたことは、検察官が起訴か不起訴か判断する際に重要な考慮要素となる可能性があります。
以上は飽くまでも一例であり、実際に不起訴を目指すに当たっては、事件の内容に合わせて有効な弁護活動を探っていく必要があります。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所札幌支部では、刑事事件専門の弁護士が、不起訴にしてほしいというご要望に沿えるよう様々な弁護活動を検討いたします。
ご家族などが公然わいせつ罪の疑いで逮捕されたら、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所札幌支部にご相談ください。
(北海道砂川警察署 初回接見費用:43,160円)