北海道上川郡の少年事件 公務執行妨害罪等で弁護士が観護措置回避

北海道上川郡の公務執行妨害事件における観護措置回避について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務札幌支部の弁護士が解説します。

【事例】

中学3年生のAさんは、深夜に北海道上川郡の公園にいたところ、北海道新得警察署の警察官Vさんに声を掛けられました。
補導されたくなかったAさんは、Vさんを押し倒してその場から逃走を図りました。
結局Aさんの身柄は確保されましたが、押し倒されたVさんが怪我を負ったことから、Aさんは公務執行妨害罪および傷害罪の疑いで現行犯逮捕されました。
Aさんの家族から依頼を受けた弁護士は、Aさんが送検後すぐに家庭裁判所に送られると聞き、Aさんの観護措置回避を目指すことにしました。
(上記事例はフィクションです)

【公務執行妨害に伴う傷害】

公務員が職務を執行するに当たり、その公務員に対して暴行または脅迫を加えた場合、公務執行妨害罪が成立する可能性があります。
公務執行妨害罪が問題となった事案では、暴行により傷害が生じ、傷害罪も併せて疑われることが少なからず見られます。
公務執行妨害罪と傷害罪は、たとえば暴行罪と傷害罪のようにいずれか一方のみが成立するのでなく、両方とも成立する関係にあります。
仮に両罪が成立すると、いずれか一方のみが成立する場合と比べ、事件の重大性は当然高まることになるでしょう。

【観護措置回避を目指す】

少年事件が家庭裁判所に送致された後、調査および審判に向けて、専門家が少年の行動観察や精神鑑別などを行うことがあります。
これらの手続は観護措置と呼ばれ、殆どの場合在宅ではなく少年鑑別所で行われます(収容観護)。

収容観護による観護措置の決定が下されると、少年は2週間から8週間(多くの場合4週間)少年鑑別所に収容されます。
この観護措置による不利益を回避するには、付添人となっている弁護士観護措置を阻止してもらう必要があります。
具体的には、裁判官との事前の面談や、観護措置決定後の異議申立てなどが挙げられます。
ただし、観護措置によって得られる利益もあるため、専門知識のある弁護士を相談しながら、少年に最もふさわしい処分は何かを考えていくことが大切となります。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所札幌支部では、少年事件専門の弁護士が、お子さんにとって最善の選択肢が何かを考えながら観護措置回避などを目指します。
お子さんが公務執行妨害罪の疑いで逮捕されたら、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所札幌支部にご相談ください。
北海道新得警察署 初回接見費用:0120-631-881にお問い合わせください)

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