盗撮、のぞき

盗撮

盗撮行為自体は刑法ではなく、各都道府県の迷惑防止条例で取り締まられています。

例えば、北海道迷惑行為防止条例では、以下のように定められています。

 

(卑わいな行為の禁止)

第2条の2 

何人も、正当な理由がないのに、次に掲げる行為をしてはならない。

  1.  …
  2. 公共の場所若しくは公共の乗物又は集会場等(集会場、事務所、教室、タクシーその他 の不特定又は多数の者が利用するような場所及び乗物をいい、公共の場所及び公共の乗物を除く。第4号において同じ。)にいる者に対し、著しく羞恥させ、又は不安を覚えさせるような方法で、次に掲げる行為をすること。
    ア 衣服等で覆われている身体又は下着を撮影すること(次号に規定する状態の他人に対して行う場合を除く。)。
    イ アに掲げる行為をするため、写真機、ビデオカメラその他の撮影する機能を有する機器(次号及び第4号において「写真機等」という。)を向けること。
  3. 住居、浴場、便所、更衣室その他の人が衣服の全部又は一部を着けない状態でいるような場所(以下この号及び次号において「住居等」という。)における当該状態の他人の姿態を撮影し、又はこれを撮影するため写真機等を住居等における当該状態の他人に向けること。
  4. 公共の場所若しくは公共の乗物若しくは集会場等にいる者の衣服等で覆われている身体若しくは下着又は住居等における前号に規定する状態の他人の姿態を撮影するため、写真機等を設置すること。

 

(罰則)

第11条 第2条の2…の規定のいずれかに違反した者は、6月以下の懲役又は50万円以下の罰金に処する。

北海道の条例では、公衆便所で用便中の相手をビデオカメラで撮影する行為、バスで乗車中に女性のスカートの中を撮影する行為、駅のホームで女性のスカートの中にスマートフォンを差し入れて撮影する、などの行為が当たります。施設の更衣室にカメラを設置する行為のような盗撮の準備段階といえる行為もこの条例では盗撮と同様に処罰しています。

この条例では公衆が用いる場所や公共の場所における盗撮や盗撮の準備行為を罰しています。一方で、限られた人しか使わないような更衣室などで撮影したとしても、公衆が使用することのできる更衣室で撮影したとはいえず、本条例によっては処罰されません。公衆が使用するのか限られた人しか使わないのかは、施設の用途、施設の出入状況、使用する人の種類などから判断されます。

盗撮した相手が18歳未満の児童の場合で、性器などが見えていたり、下着を強調するような画像であれば児童ポルノに当たり(児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律2条3項3号)、これを撮影する行為は児童ポルノ製造の罪(同法7条5項)に問われます。

また、盗撮のために更衣室などに侵入すれば建造物等侵入にあたります(刑法130条)。

 

のぞき

のぞき行為は軽犯罪法1条23号で規制されています。「正当な理由がなくて人の住居、浴場、更衣場、便所その他人が通常衣服をつけないでいるような場所をひそかにのぞき見た者」は勾留または科料に処されます。

北海道迷惑行為防止条例2条の2第1項イでは、「衣服等で覆われている身体若しくは下着をのぞき見し、又は映像面に衣服等を透かして身体若しくは下着の映像を表示する機能を有する機器を使用して当該映像を見ること。」を禁止し、違反者は6月以下の懲役又は50万円以下の罰金に処せられます(11条1項)。

のぞきのために浴場等に侵入すれば建造物等侵入に当たります。

 

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