北海道札幌市中央区の贈賄事件における取調べ対応について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務札幌支部の弁護士が解説します。
【事例】
Aさんは、自身の娘を北海道札幌市中央区内にある北海道立X高校に入学させたいと考え、知人を介してX高校の校長を務めるCさんと接触しました。
そして、Aさんは高級料亭でCさんに何度か食事をごちそうしたうえで、「娘をX高校に入学させるために便宜を図ってほしい」と言って現金30万円を渡しました。
このことが公となり、Aさんは贈賄罪の疑いで北海道南警察署で取調べを受けることになりました。
そこで、Aさんは事前に取調べ対応を弁護士に聞いておくことにしました。
(上記事例はフィクションです)
【贈賄罪について】
公務員に対して賄賂を渡し、またはその申込みもしくは約束をした場合、贈賄罪が成立する可能性があります。
収賄罪および贈賄罪における「賄賂」は、公務員の職務と対価関係にある利益を指します。
ですので、一般的に最もよく目にする金銭のほか、たとえば食事の提供や商品券なども、公務員の職務と対価関係にある限り「賄賂」に含まれると考えられます。
上記事例では、AさんがCさんに対し、娘のX高校入学の便宜を図ってほしいとして現金30万円を渡しています。
そのため、Aさんには贈賄罪が成立し、3年以下の懲役または250万円以下の罰金が科されるおそれがあります。
【贈賄罪に関する取調べ対応】
上記事例のようなケースでは、現金30万円だけでなく高級料亭での飲食代も賄賂ではないかと疑われることが考えられます。
贈賄罪を犯した場合は利益の大きさが量刑に関わってくるため、下手に賄賂であることを認めると刑がいたずらに重くなりかねません。
そこで、贈賄罪に関して取調べを受ける際には、事前に弁護士から取調べ対応を聞いておくことをおすすめします。
弁護士のアドバイスに従って取調べに応じれば、賄賂となりうる利益の対象が絞られ、量刑の面で有利になる可能性が高まります。
具体的にどの範囲が賄賂として疑われるかは個々の事案によるので、適切な取調べ対応を知るためにはぜひ一度弁護士に相談してみてください。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所札幌支部では、刑事事件専門の弁護士が、相談者様ひとりひとりに合わせた最適な取調べ対応をお伝えします。
贈賄罪の疑いで取調べを受ける前に、ぜひ弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所札幌支部にご相談ください。
(初回の法律相談は無料です)