北海道網走郡の傷害事件の事件の流れについて、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務札幌支部の弁護士が解説します。
【事例】
Aさんは、北海道網走郡内であおり運転をしていたVさんとトラブルになり、Vさんを脅そうと運転席から引きずりおろしました。
その際、Aさんが力を入れすぎたことが原因で、Vさんは道路に頭をぶつけて気を失いました。
その様子を見ていた住民の通報により、Aさんは傷害罪の疑いで北海道美幌警察署に逮捕されました。
そのことを知ったAさんの妻は、弁護士に事件の流れを教えてもらうことにしました。
(上記事例はフィクションです
【怪我させるつもりがなくても傷害罪に】
傷害罪は、人の身体を傷害した場合に成立する可能性のある犯罪です。
傷害罪における「傷害」とは、出血や骨折にとどまらず、人の生理的機能を障害する一切の行為を指すとされています。
そのため、上記事例のAさんのように、相手方を失神させたという場合も傷害罪に当たる可能性はあります。
上記事例において、AさんはVさんを脅そうと運転席から引きずりおろしたに過ぎず、Vさんを怪我させるつもり(傷害罪の故意)があったわけではありません。
ですが、傷害罪は暴行の故意さえあれば成立するとされていることから、Vさんを運転席から引きずりおろす行為の認識(暴行罪の故意)があった以上、Aさんに傷害罪が成立すると考えられます。
【傷害事件で逮捕された場合の流れ】
傷害事件を起こして逮捕されると、逮捕から48時間以内に検察庁送致、その後24時間以内に勾留請求が行われる場合が大半です。
そして、裁判官が勾留の妥当性を認めれば、勾留請求の日から10日間(延長されれば最長20日間)身体が拘束されることになります。
更に、勾留中に起訴されれば、被告人勾留となって最低2か月も拘束が延長されてしまいます。
この間に何らの弁護活動もしなければ、逮捕中の被疑者はいつまでも警察署に留置され続けるという事態に陥りかねません。
一日でも早い釈放を目指すなら、逮捕後すぐに弁護士に事件を依頼しましょう。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所札幌支部では、逮捕・勾留を含む事件の流れを熟知する弁護士が、刑事事件のプロとして多様な弁護活動を行います。
ご家族などが傷害罪の疑いで逮捕されたら、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所札幌支部にご相談ください。
(北海道美幌警察署 初回接見費用:0120-631-881にお問い合わせください)