北海道中川郡本別町の犯人蔵匿事件について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務札幌支部の弁護士が解説します。
【事例】
北海道中川郡本別町に住むAさんは、友人のBさんから「強盗を疑われて警察に追われてる。お前の家に匿ってくれないか」と頼まれました。
そこで、Aさんが1週間ほど自宅にBさんを匿ったところ、これが北海道本別警察署に発覚し、Bさんは強盗罪の疑いで逮捕されました。
同時に、Aさんは犯人蔵匿罪の疑いで取調べを受けることになったため、取調べ前に弁護士に相談しました。
(上記事例はフィクションです)
【犯人蔵匿罪について】
罰金以上の刑に当たる罪を犯した者または拘禁中に逃走した者を蔵匿した場合、犯人蔵匿罪が成立します。
上記事例のAさんのように、警察から被疑者として捜査されている友人を自宅に匿うことは、犯人蔵匿罪に当たる可能性があるでしょう。
犯人蔵匿罪の成否を判断するに当たり、蔵匿させる者が実際に真犯人だったかどうかは関係ありません。
たとえ真犯人でなかったとしても、蔵匿をすることで警察などの捜査を妨げていることには変わりないからです。
そのため、たとえ上記事例のAさんがBさんの無実を信じていたとしても、犯人蔵匿罪の成立は否定されません。
【弁護士に取調べ対応を聞くメリット】
上記事例のAさんは犯人蔵匿罪の疑いが持たれていますが、実は最終的に強盗罪を犯したものとして扱われるリスクを孕んでいます。
もしAさんがBさんの強盗の計画段階から関わっていたと判断されれば、犯人蔵匿罪ではなく強盗罪の共犯を疑われることになる可能性があるためです。
上記事例のようなケースでは、捜査機関がAさんのことを強盗の共犯者だと疑って取調べを行う可能性が十分あります。
そのような場合に強盗の共犯者であることを否定するには、取調べでどのような対応をするかが重要になってきます。
大切なのは、やはり取調べの前に弁護士に相談しておくことです。
弁護士から取調べ対応をきちんと聞いておけば、強盗罪の共犯とされるリスクも減少させることができるでしょう。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所札幌支部では、刑事事件専門の弁護士が最適な取調べ対応をきちんとお伝えします。
犯人蔵匿罪を疑われたら、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所札幌支部にご相談ください。
(北海道本別警察署 初回接見費用:0120-631-881にお問い合わせください)