北海道苫小牧市の業務妨害事件における釈放について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務札幌支部の弁護士が解説します。
【事例】
Aさんは、傷病者などいないにもかかわらず119番に電話をし、友人のBさん宅がある北海道苫小牧市内の住所を伝えて「怪我人がいる」と嘘の通報をしました。
そのことを知らなかったBさんは、救急隊員が訪ねてきたことに驚き、通報などしていないことを伝えました。
後日、北海道苫小牧警察署が捜査を行ったことで、Aさんは偽計業務妨害罪の疑いで逮捕されました。
そこで、弁護士はAさんの釈放を目指すことにしました。
(上記事例はフィクションです)
【偽計業務妨害罪について】
偽計業務妨害罪は、故意に真実と異なる噂・情報を流したり他人を欺いたりし、他人の業務を妨害する危険を生じさせた場合に成立する可能性のある罪です。
偽計業務妨害罪の法定刑は3年以下の懲役または50万円以下の罰金となっており、暴行や脅迫などを用いる威力業務妨害罪の法定刑と同様です。
上記事例では、Aさんが119番に電話し、「怪我人がいる」という虚偽の通報をしています。
このような通報は、救急隊員の業務を妨害する危険があると言え、Aさんには偽計業務妨害罪が成立すると考えられます。
ちなみに、救急や消防に対する虚偽の通報は、消防法が定める虚偽通報罪(30万円以下の罰金または拘留)に当たる可能性もあります。
【釈放を実現するための手段】
被疑者・被告人を釈放することは、弁護士にとって重要な弁護活動の一つです。
弁護士が釈放を実現するうえでは、捜査の状況に合わせて様々な手段を選択することになります。
たとえば、逮捕直後であれば裁判官と面談するなどして勾留阻止を目指しますし、勾留決定が下ればそれに対して不服申立て(準抗告)をすることもあります。
もし勾留中に新たな事情が生じれば勾留取消をするほか、起訴されたら一定の金銭を預けて保釈を請求します。
どのような手段が最適かは具体的な事案次第で変わってくるので、釈放に関しては積極的に弁護士を頼ってみることをおすすめします。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所札幌支部では、刑事事件専門の弁護士が、釈放の近道を見つけ出すべく様々な弁護活動を行います。
ご家族などが業務妨害罪の疑いで逮捕されたら、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所札幌支部にご相談ください。
(北海道苫小牧警察署 初回接見費用:44,660円)

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