北海道江別市のストーカー事件における初回接見について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務札幌支部の弁護士が解説します。
【事例】
北海道江別市在住のAさんは、近所に住むVさんに好意を抱き、Vさん宅付近をうろついたり、ポストに「いつも見てます」などと書いた手紙を投函したりました。
Vさんからストーカー被害の相談を受けた北海道江別警察署は、Aさんの行為が執拗だと判断し、ストーカー規制法違反の疑いで逮捕しました。
逮捕の知らせを受けたAさんの母親は、すぐに弁護士に初回接見を依頼しました。
(上記事例はフィクションです)
【ストーカー規制法について】
ストーカー行為等の規制等に関する法律(通称:ストーカー規制法)は、その名のとおりストーカー行為について様々な規定を置く法律です。
ストーカー行為の定義は少々複雑ですが、目安となる要素はおおよそ以下のとおりです。
①好意の感情またはそれが満たされなかったことに対する怨恨の感情の存在
②①の感情を伴う直接的または間接的な接触(「つきまとい等」と呼びます)
③人の身体、住居の平穏若しくは名誉を害し、または行動の自由を著しく害する不安を覚えさせること
④つきまとい等の反復・継続
ストーカー行為を行った場合、ストーカー規制法違反として1年以下の懲役または100万円以下の罰金が科されるおそれがあります。
更に、その行為について公安委員会から禁止命令が出ており、それに違反して行為に及んだ場合、法定刑は2年以下の懲役または200万円以下の罰金となります。
【ストーカー行為による逮捕の可能性】
ストーカー行為は、法定刑のわりに逮捕の可能性が比較的高い犯罪の一つと言えます。
その理由としては、①昨今の警戒の高まり、②行為の継続という事件の悪質性、③被害者との隔絶の必要性などが挙げられるかと思います。
逮捕による身体拘束は、仕事や学校に行けないなど、時に刑罰以上の不利益を生じさせます。
その不利益を少しでも抑えるなら、逮捕後すぐに弁護士と初回接見を行うことが大切です。
初回接見により事件の内容を把握すれば、具体的な事件の内容に応じた適切な身柄解放活動ができるからです。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所札幌支部では、刑事事件専門の弁護士が、お申込みから24時間以内に初回接見を行います。
ご家族などがストーカー行為をして逮捕されたら、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所札幌支部にご相談ください。
(北海道江別警察署 初回接見費用:38,200円)