北海道江別市の強制わいせつ事件について、弁護士法人あいち刑事総合法律事務札幌支部の弁護士が解説します。
【事例】
北海道江別市在住のAさんが自宅で友人のVさんと酒を飲んでいたところ、しばらくしてVさんは少し眠ろうとAさんの隣で横になりました。
その際にAさんは劣情を抱き、Vさんの陰部を触ったり無理やりキスをしたりし始めました。
翌朝Aさんは気まずい空気の中Vさんと別れましたが、その日から半年経って北海道江別警察署の警察官に強制わいせつ罪で逮捕されました。
Aさんの選任を受けた弁護士は直ちにVさんとの示談交渉を開始し、示談が成立したことでAさんは不起訴となりました。
(上記事例はフィクションです)
【強制わいせつ罪について】
13歳以上の者に対して暴行や脅迫を用いてわいせつ行為をすると強制わいせつ罪が成立します。
相手が13歳未満の場合には単にわいせつな行為のみで強制わいせつ罪が成立することになります。
強制わいせつ罪における暴行や脅迫は、強制性交等罪のように被害者の反抗を著しく困難にする程度までは要せず、被害者の意に反したことを理由に強制わいせつ罪の成立が認められています。
また、相手が眠っていたり酩酊したりしているところに乗じてわいせつ行為をすれば、準強制わいせつ罪が成立することになります。
強制わいせつ罪の法定刑は6か月以上10年以下の懲役であり、準強制わいせつ罪も同様です。
行為の内容によっては強制性交等罪(改正前の強姦罪)など他の性犯罪の疑いをもたれる可能性もあるため注意が必要です。
強制わいせつ罪にとどまるはずなのに強制性交等罪で逮捕されたという場合には、弁護士に事実を争ってもらう必要性が生じてくるでしょう。
【強制わいせつ罪における弁護活動】
上記事例では、弁護士が強制わいせつ罪の被害者Vさんと示談を成立させることで不起訴処分を獲得しています。
示談においては被害弁償に加えて被害者が加害者の処罰を求めない旨などが合意されることもあります。
個々の事案にもよりますが、そのような示談が成立すれば検察官が不起訴処分にする可能性は高まるでしょう。
民事事件だけでなく刑事事件においても示談が果たす役割は非常に大きいと言えます。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所札幌支部では、異性間・同性間を問わず強制わいせつ罪に強い弁護士が揃っています。
ご家族が強制わいせつ罪で逮捕されたら、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所札幌支部の弁護士にご相談ください。
(北海道江別警察署 初回接見費用:38,200円)