北海道根室市の脅迫事件について、弁護士法人あいち刑事総合法律事務札幌支部の弁護士が解説します。
【事例】
Aさんは、かつて交際していた北海道根室市在住のBさんの婚約者であるVさんのブログに、Vさんを脅迫するようなコメントを複数回書き込みました。
その内容は、「お前なんかがBさんと釣り合うわけがない。包丁でめった刺しにして殺してやるから覚悟しろ」というものでした。
後日、北海道根室警察署に被害届が出されたことを知ったAさんは、脅迫罪で逮捕されるのではないかと不安になり、弁護士に相談しました。
(上記事例はフィクションです)
【脅迫罪による逮捕の可能性】
脅迫罪は、他人の身体や財産などに対して害を加える旨を告知して脅迫した場合に成立します。
脅迫罪における「脅迫」は、一般に他人を畏怖させるに足りる程度のものである必要があります。
そのため、脅迫の内容がおよそ恐怖を感じないようなものであれば、脅迫罪は成立しないということになります。
上記事例では、AさんがVさんのブログ上で「包丁でめった刺しにして殺してやる」というコメントを書き込んでいます。
このような内容は一般に他人を畏怖させるに足りると言えるため、Aさんの行為は脅迫罪に当たると考えられます。
【脅迫罪による逮捕の可能性】
脅迫罪という犯罪自体は、殺人罪や放火罪といった一般的に重大とされる犯罪に比べて軽く捉えられがちです。
しかし、脅迫罪で逮捕される心配はないかというと決してそうではありません。
脅迫の内容や回数などから悪質であると判断されれば、脅迫罪であっても逮捕される可能性は十分あります。
加えて、最近ではインターネットを利用した脅迫も厳しい目で見られるようになっています。
ブログや掲示板での書き込みが脅迫罪に当たるとして逮捕されるケースもしばしばあり、上記事例も逮捕の可能性は否定できません。
ただ、仮に脅迫罪で逮捕されるリスクがあるとしても、適切な対応により逮捕の回避や処分の軽減につながるのは事実です。
脅迫罪で逮捕されないか不安であれば、まずは弁護士に相談してアドバイスをもらうのが得策です。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所札幌支部では、脅迫罪に詳しい弁護士があなたのご相談に真摯にお答えします。
脅迫罪による逮捕のリスクも、個々の事案に応じてしっかりとご説明させていただきます。
脅迫罪でお困りの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所札幌支部の弁護士にご相談ください。
(初回の法律相談は無料です)