札幌市西区の強制わいせつ事件で逮捕 刑事事件の自白・取調べは弁護士へ

札幌市西区の強制わいせつ事件について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務札幌支部の弁護士が解説します。

【事例】

札幌市西区に住む会社員のAさんは、全く身に覚えがないにもかかわらず、交際中のVさんに対する強制わいせつ罪の疑いで、北海道西警察署逮捕されました。
送致後の取調べでAさんが事実を否認していたところ、検察官が「素直に認めれば勾留請求しない」などと言ったため、Aさんは検察官に従って犯行を認める自白をしました。
ところが、Aさんは逮捕に引き続き、勾留されることになってしまいました。
Aさんは、接見に訪れた弁護士との接見の際に以上の事実を訴え、相談しました。
(フィクションです。)

【自白と違法な取調べ】

自白とは、自己の犯罪事実の全部または主要な部分を認める供述を指します。
日本においては、自白事件が大半を占めており、その割合は実に全体の2/3超に上ると言われています。
自白は、証拠としての価値も高いことから、かつて暴行や欺罔といった手段を用いて自白を得ようとする不当な取調べが横行しました。
今日では、拷問などにより得られた自白や長時間拘束された後に得られた自白など任意性に疑いのある自白については証拠能力が否定されています。
また、被告人の自白のみでは有罪判決を下すことができないとも定められています。

上記事例では、Aさんが検察官の誘惑を受けて犯行を認めるに至っています。
このように自白を誘発する危険性のある取調べは違法であり、Aさんによる自白は証拠能力を否定される可能性が出てきます。

【自白を得るための違法な取調べを受けたら】

以上のように自白の証拠価値は制限されていますが、捜査機関が行う取調べの中には依然として被疑者・被告人の自白を引き出す不当なものが少なくありません。
捜査官が取調べのプロであるのに対し被疑者・被告人は殆どの場合素人であるため、被疑者・被告人のみで適切な対応を行うのは殆ど不可能です。
不本意ながら行った自白であっても、それを記載した調書などが証拠として法廷で提出されてから争うのは弁護士であっても困難です。
最善の選択肢は早期に弁護士を介入させ、取調べについての適切な助言を受け、不当な取調べを受けたことについて抗議したりその証拠を残したりすることでしょう。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所札幌支部では、刑事事件の開始から終結まで的確な対応をお約束いたします。
強制わいせつ罪逮捕された、違法な手段で自白を採取されたといった場合は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所札幌支部の弁護士までご相談ください。
北海道西警察署 初回接見費用:36,500円

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