北海道旭川市の車上狙い窃盗事件について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務札幌支部の弁護士が解説します。
【事例】
Aさんは、北海道旭川市内の有料駐車場において、駐車されている自動車の窓を割ったうえ、中にあったカーナビなどを盗む車上狙いを行っていました。
近頃車上狙いが多発していることを知った北海道旭川中央警察署は、目撃者の情報からAさんが犯人だと断定しました。
それからまもなく、Aさんは窃盗罪および器物損壊罪の疑いで逮捕されたため、Aさんの両親は弁護士に今後の事件の流れを聞きました。
(上記事例はフィクションです)
【車上狙いに成立する可能性のある罪】
車上狙いとは、自動車をはじめとする車両の積載物や、カーナビ、タイヤといった付属品を盗み取る窃盗の手口の一つです。
警視庁の統計によると、車上狙いが最も起こりやすい場所は、上記事例のAさんが車上狙いを行っていたような駐車場で、実に全体の半数近くを占めているようです。
車上狙いを行った場合、第一に窃盗罪が成立することが考えられます。
その窃盗事件がどれほど重大な事件かどうかという判断は、被害品の価値に深く関係するため、自動車の高価なパーツを盗めばそれだけ窃盗事件としての重大性は高まります。
加えて、車内への侵入に際して車の窓等を壊した場合、器物損壊罪に問われる可能性もあります。
そうなると当然責任は重くなるため、上記事例のようなケースは特に注意が必要です。
【逮捕されたあとの刑事事件の流れ】
車上狙いをして逮捕された場合、殆どのケースでは以下のような流れで事件が進むことが予想されます。
まず、警察官が被疑者を逮捕したあと、48時間以内に事件が検察官に送致されることになります。
そして、被疑者の身柄を受け取った検察官は、円滑な捜査を目的として被疑者の身体を拘束するべく、24時間以内に勾留請求をします。
勾留請求がなされると、裁判官が被疑者を勾留すべきか判断し、勾留が決定されれば勾留請求から最低10日間、延長されれば最長20日間も拘束されることになります。
逮捕から一気に目まぐるしく展開していく刑事事件だからこそ、弁護士は、迅速性をもって被疑者の釈放を目指してできる限りの弁護活動を行うことになるでしょう。
弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所札幌支部では、刑事事件専門の弁護士が刑事事件に関するあなたのお悩みを解消いたします。
ご家族などが車上狙いをして逮捕されたら、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所札幌支部にご相談ください。
(北海道旭川中央警察署 初回接見費用:0120-631-881でご案内いたします)