違法逮捕は弁護士へ!北海道苫小牧市の刑事事件で勾留から釈放を目指す

北海道苫小牧市の刑事事件における釈放について、弁護士法人あいち刑事総合法律事務札幌支部の弁護士が解説します。

【事例】

7月13日午後3時頃、Aさんは、北海道苫小牧市の路上で職務質問中に、警察官数名に取り押さえられ北海道苫小牧警察署に連行されました。
取調べは午後4時頃から午前10時過ぎまで続き、その間Aさんは食事を与えられず、退出も力ずくで拒否されました。
7月14日午前11時にAさんは窃盗罪の容疑で逮捕され、翌々日午前9時に検察官に送致されました。
Aさんの弁護士は、今回の逮捕が違法であるため、勾留請求を却下すべきであるという意見書を裁判所に提出することにしました。
(上記事例はフィクションです)

【逮捕から勾留までの流れ】

警察官は、被疑者を逮捕してから48時間以内に事件を検察官に送致するか決定しなければなりません。
検察官は被疑者の身柄を受け取ってから24時間以内勾留請求をし、裁判官が勾留決定をすれば被疑者は10日から最長20日の間拘束されることになります。
検察官が勾留請求をしなかったか、裁判官が勾留請求を却下した場合、被疑者は直ちに釈放となります。

【逮捕の違法性と弁護士が行う対抗手段】

上記のように、捜査機関は逮捕に関して時間的制約を負っています。
この制約をくぐりぬける目的で、被疑者の身体の自由を侵害しておきながら逮捕の時間を後ろ倒しにするという、違法逮捕が行われることがあります。
上記事例で、Aさんが逮捕されたのは7月14日午前11時ですが、逮捕に至る経緯から、Aさんの自由は遅くとも7月13日深夜頃の時点で既に侵害されていると言えます。
この場合、実質的な逮捕が7月14日深夜頃であり、7月16日午前9時では時間制限を超過しているとして逮捕の違法性を主張することが考えられます。

逮捕前や逮捕直後に弁護士がついた場合、弁護士は検察官や裁判所に対して勾留に関する意見書を提出することがあります。
弁護士の主張どおり逮捕の違法性が認められれば、被疑者が逮捕勾留から早期に釈放される可能性が出てきます。
違法逮捕は今日もしばしば見受けられ、弁護士にとって逮捕の違法性を主張することは釈放の有力な手段と言えます。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所札幌支部は、刑事事件専門弁護士の所属する法律事務所です。
刑事事件専門だからこそ、捜査機関の違法な捜査には常に目を光らせているため、時期を見て適切な主張をすることがでます。
違法逮捕でお困りなら、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所札幌支部の弁護士にご相談ください。
北海道苫小牧警察署 初回接見費用:44,660円

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