北海道赤平市の刑事事件 殺人罪の証拠隠滅で事情聴取を受け弁護士に相談

北海道赤平市の殺人事件について、弁護士法人あいち刑事総合法律事務札幌支部の弁護士が解説します。

【事例】

北海道赤平市に住むAさんは、息子のBさんから「人を殺してしまった。俺のアパートにあるナイフをどこかに隠してくれないか」と言われました。
Aさんは悩みましたが、Bさんの助けになるならと思い、ナイフをAさん宅近くの山中に埋めました。
その後Bさんは北海道赤歌警察署の警察官に殺人罪逮捕され、Aさんは事情聴取を受けることになりました。
(上記事例はフィクションです)

【証拠隠滅罪について】

他人の刑事事件に関する証拠を隠滅すると、証拠隠滅罪が成立します。
証拠には物だけでなく人も含まれるので、物を隠す行為だけでなく目撃者の口止め等の行為も、証拠隠滅罪に当たります。

証拠隠滅罪の法定刑は、3年以下の懲役または30万円以下の罰金です。
ただし、犯人の親族が証拠隠滅罪を犯した場合は、刑が免除される可能性があります。
親族という身分関係上、犯人の過ちを隠そうとするのは仕方のないことだと考えられているからです。
上記事例において、Aさんは証拠隠滅罪に当たる行為をしていますが、犯人が親族のBさんであることから刑が免除される可能性があります。

【証拠隠滅により生じる不利益】

刑事事件において、証拠隠滅につながる行為をした場合の不利益は非常に大きいと言えます。
証拠隠滅のおそれのあることは、逮捕や勾留の要件になっており、なおかつ証拠隠滅の疑いが保釈の不許可や取消しの理由にも該当します。
そのため、証拠隠滅を図ることで、身体拘束の期間が長くなってしまうことになりかねません。
それに加え、起訴された場合においても、証拠隠滅は被告人にとって極めて不利な事情となります。
執行猶予が見込める事案にもかかわらず、証拠隠滅に及び他人を巻き込んだことで執行猶予がつかず実刑になるという可能性も決して否定できません。
刑事事件においては、犯罪に当たる行為の有無だけでなく様々な事情を考慮して処分が決定されます。
たとえ罪を犯してしまっても、その後に贖罪や反省の態度を示すことが処分の軽減につながります。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所札幌支部では、これまで被疑者や被告人の方々の処分を少しでも軽くすべく最善を尽くしてまいりました。
刑事事件のプロとして、示談交渉や情状の主張などによる迅速な不起訴処分執行猶予の獲得を目指します。
証拠隠滅をしてしまってお困りの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所札幌支部にご相談ください。
北海道赤歌警察署 初回接見費用:0120-631-881にお問い合わせください)

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