北海道倶知安町の業務上過失致死事件で逮捕 刑事事件専門の弁護士

北海道倶知安町の業務上過失致死事件について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務札幌支部の弁護士が解説します。

【事例】

解体工事業に従事していたAさんは、北海道倶知安町内にある空き家の解体工事の責任者になっていました。
ある日、Aさんの指揮下でBさんらが重機を使った解体工事に当たっていたところ、突如空き家の壁が倒壊しました。
この事故に通行人のVさんが巻き込まれて死亡したため、AさんはBさんらと共に業務上過失致死罪の疑いで北海道倶知安警察署逮捕されました。
Aさんは過失はなかったと主張していましたが、そのまま業務上過失致死罪で起訴されたため、Aさんの弁護士は裁判で過失を争うことにしました。
(上記事例はフィクションです)

【業務上過失致死罪について】

業務上必要な注意を怠り、よって人を死傷させた場合、業務上過失致死罪が成立する可能性があります。
業務上過失致死罪の法定刑は、5年以下の懲役もしくは禁錮または100万円以下の罰金です。
通常の過失致死罪の法定刑が50万円以下の罰金であることを考えると、業務上過失致死罪の重さがよく分かります。

業務上過失致死罪における「業務」とは、対価として給料などを受け取る仕事に限りません。
裁判例の中には、娯楽としての狩猟行為が「業務」に当たるとして、業務上過失致死罪の成立を認めたものもあります。

【過失を争う弁護活動】

故意ではなく過失により成立する犯罪のことを過失犯と呼び、業務上過失致死罪も過失犯の一つに当たります。
過失というのは法律上複雑な概念であり、裁判において検察官と弁護士が過失の有無や程度について争うことも少なくありません。
過失の有無は犯罪の成否に、過失の程度は有罪になった場合の量刑に深く関わるため、過失というのは重要な要素なのです。
それだけに、弁護士が過失犯の弁護活動を行う意義は非常に大きいと言えます。
上記事例では、弁護士業務上過失致死罪の成否や量刑を争うために、Aさんの指揮監督が適切だったことなどを主張することになるでしょう。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所札幌支部では、弁護士が過失について緻密に検討しながら業務上過失致死事件に取り組みます。
業務上過失致死罪逮捕され過失を争うなら、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所札幌支部にご相談ください。
北海道倶知安警察署 初回接見費用:0120-631-881で受け付けています)

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