北海道余市郡の少年事件 盗撮による児童ポルノ事件は弁護士へ

北海道余市郡の児童ポルノ事件について、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務札幌支部の弁護士が解説します。

【事例】

17歳のAさんは、北海道余市郡内のスーパーマーケットなどで、小学生ぐらいの女児を狙ってスマートフォンでスカートの中を盗撮していました。
それを数ヶ月間にわたって何度か繰り返していたところ、ある日警備員に見つかり、北海道余市警察署に通報されました。
Aさんは児童ポルノ製造および所持の疑いで北海道余市警察署の捜査を受けることになったため、Aさんの両親は弁護士に弁護活動を依頼することになりました。
(上記事例はフィクションです)

【児童ポルノ製造および所持について】

児童ポルノの製造および所持については、「児童買春、児童ポルノに係る行為等の規制及び処罰並びに児童の保護等に関する法律」に罰則が定められています。
児童ポルノとは、児童の性器およびその周辺部位、児童による性交、児童が他人の性器を触る様子などが記録された写真やデータの記録媒体などを指します。
スマートフォンに記録された女児の下着の画像は、正に児童ポルノに当たると考えられます。

上記事例では、Aさんが女児のスカートの中をスマートフォンで盗撮しています。
この盗撮により、Aさんは女児スカート内(下着姿)の写真を作り出していると言えるため、Aさんは児童ポルノの所持だけでなく、児童ポルノの製造の責任も問われる可能性があります。

【少年事件と盗撮】

少年事件については、少年の健全な育成という観点から少年の処分が決定されるため、少年による性犯罪のケースでは、健全な育成を目指す一環として、偏った性的嗜好の矯正が試みられます。
盗撮事件においても、性犯罪の一種である以上、やはりそうした試みが少年にとって重要になってきます。

盗撮事件の特徴として、過去に盗撮をしていた方による再犯率が比較的高い点が挙げられます。
盗撮の再犯を防ぐためには、少年の段階で将来に向けた防止策を講じることが大切です。
少年の盗撮事件において弁護士が果たすべき役割は、そうした防止策をより効果的にすることです。
少年にとって最善の結果とは何かを考えながら、少年が最適な処分を受けられるよう、少年本人やご家族と協力しながら活動をすることになるでしょう。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所札幌支部は、日本でも数少ない刑事事件・少年事件専門の法律事務所です。
お子様が盗撮により児童ポルノの罪を犯してしまったら、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所札幌支部にご相談ください。
初回の法律相談は無料です)

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