北海道余市郡の刑事事件対応の弁護士 傷害事件で正当防衛を主張したい

北海道余市郡の傷害事件における正当防衛について、弁護士法人あいち刑事総合法律事務札幌支部の弁護士が解説します。

【事例】

Aさんは、北海道余市郡内の路上でVさんと口論になり、突然胸倉を掴まれました。
AさんがVさんの腕を振りほどいたところ、Vさんはバランスを崩して縁石に腰を強打しました。
後日、Vさんは、打撲傷を負わされたとして北海道余市警察署に被害届を出したため、Aさんは傷害罪の疑いで任意同行の申出を受けました。
Aさんの弁護士は、正当防衛により傷害罪は成立しないという主張をすることにしました。
(上記事例はフィクションです)

【傷害罪と量刑】

傷害罪は他人に傷害を負わせると成立し、傷害罪で有罪となった場合、15年以下の懲役または50万円以下の罰金に処せられます。
15年という懲役刑の上限から、傷害罪は決して軽い犯罪でないということが分かります。

傷害罪を犯した場合、被疑者や被告人の処分を決めるにあたっては様々な事情が考慮されます。
怪我の程度、凶器の有無と行為態様、傷害に至った動機、被害者の処罰意思などが挙げられます。
少しでも量刑を軽くするには、弁護士が被告人にとって有利な事情、例えば示談締結の事情等を、的確に主張する必要があります。

【正当防衛による傷害罪不成立の可能性】

傷害罪に当たる行為があっても、正当防衛が成立する状況であれば傷害罪が不成立となる余地があります。
正当防衛が成立するためには、傷害罪が急迫不正の侵害に対して自己または他人の権利を防衛するためにやむを得ずした行為に当たらなければなりません。
「やむを得ずした行為」に当たるためには、正当防衛の手段が防衛行為として相当なものだったと判断されなければなりません。
素手に対して凶器で応戦した、危険がなくなったのになお防衛行為を続けたといった場合には、相当性が否定されやすいでしょう。
上記事例では、胸倉を掴むという暴行に対して掴んだ手を振りほどくという手段に出ています。
他の事情にもよりますが、正当防衛が成立し傷害罪が不成立となる可能性は十分ありえます。

弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所札幌支部では、傷害罪のように日頃よく起こる犯罪について最適な対応を心得ています。
刑事事件のプロですので、正当防衛の主張についても安心してご相談いただけます。
傷害罪でお困りの方は、弁護士法人あいち刑事事件総合法律事務所札幌支部の弁護士ご相談ください。
北海道余市警察署 初回接見費用:0120-631-881までお問い合わせください)

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